順天堂大学医学部附属順天堂医院 看護部

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SENIORS 先輩看護師のメッセージ

がん看護専門看護師 小玉さん

資格取得を目指した理由

終末期のがん患者さんの浮腫ケアに限界を感じ、看護の幅を広げたいと思ったのがきっかけです。

資格取得のための研修・勉強について

順天堂大学院医療看護学研究科の専門看護師コースで学びました。仕事をしながらの大学院進学だったので、シフトを調整してもらい通っていました。休日は大学院に行きながら、仕事終わりにプレゼンテーションの準備やレポート作成などをしていたので仕事と学業の両立は大変でしたが、何とか頑張り切ることができました。

現在の仕事内容

婦人科・乳腺外科の患者さんが中心の女性病棟で働いており、手術目的で入院される患者さんから終末期の患者さんまで様々な病期の患者さんと関わっています。 また、がん看護専門看護師として、当院のリンパ浮腫外来を担当しています。リンパ浮腫は婦人科癌や乳癌などでリンパ節郭清や放射線治療後に発症する合併症で、患者さんの苦痛を軽減するために専門的なケアを要します。外来の医師、看護師、病棟のスタッフとも連携しながら指導やケアを行い、症状軽減や悪化防止のサポートをしています。

看護師としての自身の課題と、どうやってそれを乗り越えていきたいか

昨年末にがん看護専門看護師を取得し、今年主任に昇格しました。スペシャリストと管理職として、両方の視点が求められるようになりましたが、どちらもまだまだわからないことが多く、これから自分自身を成長させていかなければならないと感じています。先輩専門看護師や師長の力も借りながら、日々自己研鑽しつつ広い視野を身につけていきたいと考えています。

看護師としての今後の目標

私が活動している女性病棟では、20〜30代のAYA世代と言われる若年がん患者さんも多く入院されています。実は、同性であり同年代の患者さんだからこそ関わることに不安や難しさを感じているスタッフも少なくありません。そのような中で、私自身の専門性を活かして、患者さん・ご家族がその人らしい生活を送れるように支援すること、さらにその支援を病棟スタッフが一丸となって実践していけるように、後輩の育成にも力を入れていきたいです。